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今後の木材需給のトレンドはどうなるか?

 ~新しい木材需要の掘り起こしが必要~

    -林野庁鈴木木材産業課長の講演から-

6月4日、ホテルメトロポリタン山形において、県産木材利用センター第2回通常総会終了後、「今後の木材需給のトレンドはどうなるか?」と題して、林野庁木材産業課長鈴木信哉氏による講演会が開催された。その講演の概要は次の通り。
 1 これまでの動き
 木材業界は住宅建築依存型の業界であり、新設住宅着工戸数の動向に大きく影響され、住宅着工数の減少とともに木材需要も減少を余儀なくされてきた。しかも住宅1戸あたりの床面積の狭小化等により、住宅における床面積当たりの木材使用量は年々減少傾向にあり、さらに今後の着工数の増加が期待されない状況下にあって、住宅建築需要の減少傾向は今後も続くであろう。
 しかし、公共建築物の木材利用促進法の成立、経済団体による環境対策を考えた提言、地球温暖化対策など、木材利用に当たって建築材以外の様々なフォローの風が吹きはじめている。これらを生かすのは皆さんの今後の取り組みにかかっている。
 2 今後のトレンド木産協だより画像01
 前述のように、木造建築需要の伸び悩み傾向にある中で、建築材以外の需要については、様々な需要が考えられるる。以前は木材の需要分野であった用途、輸入材に取って代わられた用途など、改めて一つ一つ拾っていくような検討も必要ではないか。①公共建築物木材利用促進法施行による公共建築物建設への期待、②一般建築物では、省エネ法によるコンビニ、外食産業等建築物、③土木用材では、土留め用材、建築現場仮囲い材等需要、④公園用材、⑤家具、建具材、⑥合板・フローリング・内装、⑦バイオマス燃料、
 講演の中で、「ヨーロッパに視察にいったとき、『なぜ日本人は遠い国から輸入までして需要に対応するのか、日本の木材で生産すれば様々な産業振興が図れるのではないか』と言われ、回答に窮した」との話が印象的であった。
     (文責:県木産協 杉原悟)