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平成22年8月号(第37巻5号)

 

乾燥材供給対策委員会の先進地視察研修

高周波・蒸気複合乾燥機による梁材の乾燥

 

 7月14日、木産協乾燥材供給対策委員会による先進地視察研修会(参加者10名)が行われた。研修先は秋田県仙北市の協同組合秋田スギ乾燥センター(黒沢昇代表理事)で、地元の民有林材(多節材、造作材不向き材など)を有効に活用するため、平角材としての利用を主に人工乾燥の行い、乾燥の難しい梁材の心材部の乾燥を高周波・蒸気複合乾燥機の導入により克服し、「マジ軽ウッド」の商品名で販売している組合である。 tayori08.JPG
設立は平成17年度で、組合員は37名。当初は組合員からの委託乾燥・加工を行ったが、製品歩留まりや品質のトラブルなどから、現在は委託乾燥・加工は行わず、組合員から製品を購入し、乾燥・加工後に組合員や販売先へ販売する形態をとっている。県内販売80%、県外販売20%とのこと。
生産工程は、乾燥が終了した製品は、加工工場で含水率、ヤング係数を測定ののち、モルダーで寸法仕上げされ、品質を印字の後、出荷される。県内販売80%、県外販売20%。
柱材等の乾燥では、10%程度の乾燥割れ製品が出て、B級製品として安い価格で売らざるを得ないので、割れに木片やオガコを接着剤で挿入して仕上げ、A級品として販売しているのが目を引いた。A級品を供給して信頼性を高めることにより、納入業者からのリーピート需要が多くなっているとのこと。
協同組合の施設ということで、本来であれば組合員の委託乾燥・加工などの共同事業を目指すべきであろうが、現実的には課題も多いと思われるので、今回の視察先の組合が行っているような、組合が組合員から製材品を買い取り、乾燥・加工して組合が直接販売する形態も共同事業であり、今後我々としても参考にすべきことと思われた。

 

  
                           
                           
                        

 

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